食材

日本の食材を使うと元気になれるワケ:醤油編

日本の食材が私たち日本人に合っている

国産を選ぶ理由

マクロビオティックとは、いうなれば、

  • 国内産のものを中心に食べましょう。
  • 出来るだけ化学的な処理をしていないものを食べましょう。

ということです。

例えば、
外国産の柑橘系の果物は長い経路をたどって日本に入ってくるので、腐敗やカビを防ぐために、

  • OPP(オルトフェニルフェノール)、
  • TBZ(チアベンダゾール)、
  • イザマイル

といった防カビ剤を散布されています。

よくスーパーで外国産の柑橘類売り場を見ると、これらの使用されているという表示があるはずです。
輸入農作物は同様に、船便での運搬の際に、痛んだり、かびたり、害虫が発生しないよう、収穫後に農薬を散布されます。
(これをポストハーベスト農薬といいます)

 

さらに、
国内に入る際に検疫で対象となる有害な動植物が見つかると燻蒸殺菌されることになります。健康的には一応国内の基準内とはされていますが、薬漬の野菜や果物は食べたいとは思いませんよね。自然界に本来ない成分は、臓器で解毒や排出されにくいため身体に負担がかかるのです。
日本の土地で作られた野菜や果物は、火山性の土地と、四季の天候の変化がある事でとてもエネルギー値の高い農産物となるのです。

今は健康番組等でも「青魚のDHA、EPAは◯◯にいい」など栄養効果などの情報がたくさんありますね。それと同じように、マクロビオティックでは、食べ物が身体に働くさまざまな作用を、重視しています。

その例の1つとして大切にしているのが、調味料です。
それも、本来の素材で作られている、昔ながらの製法で作られているものを重要視しています。

 

お醤油について

本来の醤油は、大豆、小麦、塩をあわせて、麹によって発酵させた発酵食品です。
戦後大豆が手に入りにくかった事から、一時大豆から油を搾った粕(脱脂加工大豆)が使われてた時もあります。(商品のラベルの材料を確認してみてください)

醤油の塩分は
高血圧に悪いと減塩を叫ばれて、悪者扱いされていた時期もありますが、
今は様々な健康効果があることが分かってきています。

 

お醤油の健康効果

豊富に含まれるアミノ酸は材料が発酵することによって生まれます。

  • 降圧作用
  • 動脈硬化予防
  • 血栓形成抑制作用

などがあるとされ、

発酵が進むにつれて茶色くなるのは、糖とアミノ酸が結びつきメラノイジンという成分ができるためですが、そのメラノイジンにはコレステロールを下げ、食後の血糖値の上昇を抑えるとされているのです。

醤油の香り成分には

  • 抗酸化作用が強く活性酸素を抑え
  • がん抑制効果も期待される

ことが分かってきています。

発酵食品である事から腸内環境を整える働きもあり、

  • 便秘解消、
  • 美肌効果、
  • 花粉症予防

も期待できる食品です。

 

塩分濃度をみても、醤油1g中の塩分は、濃い口醤油でも0.14gとされるので、一般的な使い方をするのであれば、神経質になりすぎる必要はないのではと思います。

もちろん、健康効果を期待して、じゃーじゃーと何にでも醤油をかけることはしないですよね。
(というより、それでは料理が美味しくなくなりますが・・・)

 

調理上の効果も

調理をする上でもお醤油は、沢山の利点があります。

  • 肉や魚の生臭さを消す(消臭効果)、
  • 加熱により生まれる照り(加熱効果)、
  • 食べ物の雑菌を抑える(静菌効果)、
  • 塩辛いものに醤油をかけると塩辛さが軽減される(抑制効果)
  • 素材のおいしさを引き立てる(相乗効果)

もあるのです。
なんだか、お醤油を美味しく感じられませんか?。
なんだか、お醤油を使いたくなりませんか?。

お醤油をキッカケに、日本の調味料をもっと味わいたいですね。

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