発酵食品が身体にいいと言われます。
乳酸菌の栄養補助食品、酵素ドリンクなど数限りなくある中で、
昔は、日本人の家庭の中で一番身近にある発酵食品の一つが
ぬか漬けでした。
我が家にも祖母の代からのぬか床で、母親がぬか漬けを作っていましたから、
ときどきつまむ程度で食べていました。
しかしあまり沢山食べる物でもないと思っていましたし、
母親のぬか漬けは塩気がワタシには強くて、
積極的に食べよう!とも思いもしませんでした。
料理講習会を企画していたある日、
生徒さんから、「今度ぬか漬けやってください」。と言われ、
その時は「う〜ん、ぬか漬けねぇ」と乗り気ではりませんでした。
今ひとつ地味だし、あまりにあたりまえすぎて、
講習会のテーマにはならないかなぁと思ったのです。
しかし、街をリサーチしてみると、
一般に売られている<ぬか床の素>は、
旨味成分にアミノ酸系調味料、ブドウ糖、発酵調味料が入っていたり、
塩味も付いたものだったり、
「これでは、なにを基準に選んだらいいか分かりづらいなぁ」
と思いました。
「既製のぬか床は美味しく漬からない」
「いままで作ったぬか漬けは、ぬか臭くて美味しくない」
とおっしゃる生徒さんもいました。
本当は自分で0から作れば、
材料費もかからないし、
ぬか臭くもないし、
塩気や旨味も自分の好みに作れるはず。
そう思って
自分のマイぬか床を作り始めてみると、
ぬか漬けがおいしいのです。
塩っぱすぎず、旨味もあって、野菜も摂れる、
スグレモノだと感じました。
ぬか漬けは
どうやって扱ったらいいか分からない、お手入れが面倒かも?。
毎日かき混ぜなきゃいけない、なんて出来ない。
ぬか臭くて美味しく出来ない・・・等、
ネガティブイメージも出てきそうです。
そうすると、
身体にいいとは頭で分かっていても、
はじめるのに二の足を踏んでしまう方がほとんどかもしれません。
しかし、ぬか漬けは手間なく、美味しく、発酵食品を摂れる
スグレモノです。
ぬか漬けにハマったワタクシ、
1人ぬか漬けプロジェクトを敢行して、ぬか漬けの良さを
お伝えしていきます。